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横浜ゴム、メキシコの乗用車用タイヤ新工場の起工式を開催

横浜ゴムは4月15日、メキシコの乗用車用タイヤ新工場の起工式を開催した。式にはコアウイラ州のマノロ・ヒメネス知事、サルティヨ市のホセ・マリア・フラウスト・シラー市長をはじめ、多くの政府関係者や地元関係者が出席した。横浜ゴムからは山石昌孝会長兼CEO、ニティン・マントリ取締役専務執行役員兼Co-COOのほか、北米のタイヤ販売子会社であるYokohama Corporation of North America(YCNA)の瀧本真一会長兼CEO、Yokohama Tire Corporationのジェフ・バーナ社長兼CEOらが参加した。

鍬入れ式を行う出席者鍬入れ式を行う出席者

挨拶に立った山石会長兼CEOとバーナ社長兼CEOは、工場建設に関わる多くの尽力に謝意を表すとともに、新工場の重要性や北米市場にもたらすメリットなどを述べた。

新工場は今後予測されるタイヤ需要の増大に迅速に対応するため、北米市場での地産地消の能力増強を目的として建設するもの。生産能力は年産500万本で、2024年第2四半期に着工し、2027年第1四半期からの生産開始を予定している。

同社は2024年度から2026年度までの新中期経営計画のタイヤ消費財戦略において、高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいる。また、各地域の市場動向に沿った開発・供給・販売体制などを強化する「商品・地域事業戦略」を推進している。