タイヤニュース

TOYO TIRE 全国4カ所で「タイヤ安全啓発活動」実施

TOYO TIREはタイヤの適正管理の重要性をドライバーへ訴求するため、ドライブシミュレーターを活用した「タイヤ安全啓発活動」を4月6日より順次、全国のショッピングモールで実施する。なお、春と秋の全国交通安全運動期間中は、会場近隣の警察署と共同で実施するほか、一部の会場では初めて日本自動車連盟(JAF)とも交通安全を呼びかける。

昨年のタイヤ安全啓発活動の様子昨年のタイヤ安全啓発活動の様子

車での移動を安全に行うためには、運転前にタイヤの状態を確認することが重要であり、日本自動車タイヤ協会(JATMA)をはじめ会員各社では月に1度の空気圧点検など日常のタイヤ点検を呼びかけている。

一方、JATMAが行ったタイヤ点検の結果では、点検車両のうち4台に1台の割合でタイヤの空気圧が不足していたことが報告されており、偏摩耗などのタイヤ整備不良も確認されている。

同社グループでは2019年から独自にソフト開発したドライブシミュレーターを用いたタイヤ安全啓発活動に取り組んでいる。これまで5年間で累計約4300名が体験し、実施後のアンケートでは98%が「タイヤの安全に対する意識が高まった」との回答している。

このドライブシミュレーターは、タイヤが摩耗している場合の制動距離や雨天時のコーナリング、タイヤの空気圧が低下している場合の操縦安定性、走行中のタイヤのバーストなどを疑似的に体感できるもの。普段は想定していないシチュエーションを疑似体験することにより、適正な状態でタイヤを使用する大切さを訴求していく。

また、会場では整備不良タイヤの実例紹介や空気充填方法のレクチャーなどを行い、タイヤ点検の方法を具体的に伝える。