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同志社大学とTOYO TIREが「包括的連携協定」締結

TOYO TIREと同志社大学は3月8日、両者が協働して研究開発や人材育成を推進することにより、連携して社会への貢献を果たし、両者の相互発展を目指す包括的連携協力に取り組んでいくことに合意し、協定を締結したと発表した。

同志社大学はVISION2025にて「創造と共同による研究力の向上」を掲げ、研究活動の学術的な成果を積極的に情報発信し、知的財産の技術移転や新技術、新産業の創出を通じて社会に貢献することを目指している。

また、これまで「個」対「個」が主だった共同研究を「組織」対「組織」の協働研究へと展開することで、企業のリソースを活用しながら、研究成果の社会還元を推進することに取り組んでいる。

TOYO TIREは、自動車用タイヤ、自動車用ゴム部品を事業経営の中核に据え、広く自動車産業の発展とより豊かなモビリティ社会の実現に向け、さまざまな社会課題の解決に取り組んでいる。付加価値の高い素材や製品の開発はもとより、使用段階での快適性や安全性、環境負荷の低減を追求するとともに、経済的・社会的・環境的価値の創出を支えるための人財基盤の充実にも注力している。

今回の協定に基づき、TOYO TIREと同志社大学は、双方が持つ固有の付加価値の高いリソースを相互に提供し合い、社会に貢献できる人物の育成、有益な技術の具現化を進め、豊かな社会の実現を進めていく。今後、主軸となる4つの取り組みを「同志社大学-TOYO TIRE連携プロジェクト」と総称し、取り組みを進めていく。

なお、協定期間は2024年4月から5年間で、プロジェクトを推進していく資金として、TOYO TIREより1億円規模の拠出を予定している。