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横浜ゴム 3カ年の新中期経営計画を策定 プレミアム戦略推進

横浜ゴムは2月16日、2024年度から2026年度までの新中期経営計画「Yokohama Transformation 2026(YX2026)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク)を発表した。

「YX2026」では「YX2023」(2021年~2023年)で推進してきた既存事業における強みの「深化」と新しい価値の「探索」をさらに推し進め、次世代に負の遺産を残さないという強い意志を持って変革の総仕上げを行う。「YX2026」の期間中または2027年度に「Hockey Stick Growth」(「うなぎ昇り」の成長)を果たすことを目指す。2026年度の経営目標は、売上収益1兆1500億円、事業利益1300億円、事業利益率11%、ROE(自己資本利益率)10%超を掲げている。

消費財タイヤは高付加価値品比率の最大化を積極的に推進し、収益率の向上を目指す。またトラック・バス用タイヤでは、適正な価格が維持された国や地域での販売強化を図り、収益を伴った成長を図っていく。

さらに、OHT事業では「マルチブランド戦略」でさらに市場地位を強化する。産業・港湾用車両向けタイヤや建設・鉱山用車両向けタイヤも取り組みを進めるほか、2023年5月に買収したトレルボルグ・ホイール・システムズとのシナジー創出を横浜ゴムグループ全体で本格化していく。