ブリヂストンの2023年度通期業績（IFRS）は、売上収益が前期比5.0％増の4兆3138億円、調整後営業利益が0.4％減の4806億200万円、純利益（非継続事業を含む）が10.3％増の3313億500万円だった。タイヤ販売数量は減少したものの、販売ミックスの改善や為替の円安効果が表れた。
地域セグメント別では、日本セグメントおよび中国・アジア・大洋州セグメントは増収増益。米州セグメントおよび欧州・ロシア・中近東・インド・アフリカセグメントは増収減益だった。
財別にみると、乗用車用／小型トラック用は売上収益が8％増の2兆3,754億円、調整後営業利益が4％増の2723億円。トラック・バス用は売上収益が4％減の1兆286億円、調整後営業利益が39％減の582億円。鉱山・建設車両用／航空機用／農業機械用／二輪車用を含むスペシャリティーズは売上収益が9％増の6114億円、調整後営業利益が17％増の1370億円、化工品・多角化事業は売上収益が7％増の2984億円、調整後営業利益が39％増の132億円となった。
2024年度業績予想は売上収益が2.7％増の4兆4300億円、調整後営業利益が10.3％増の5300億円、純利益が8.4％増の3590億円を見込む。
