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横浜ゴムおよび従業員基金がマレーシアで熱帯雨林再生プロジェクトを支援

横浜ゴムの従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」は6月に特定非営利活動法人「ボルネオ熱帯雨林再生プロジェクト」へ活動支援金を寄付した。横浜ゴムはマッチングギフトとして支援金と同額を寄付し、支援合計金額は約60万円となる。同団体への支援は2022年に続き2回目。

2022年に支援を実施した植林場所の維持活動の様子2022年に支援を実施した植林場所の維持活動の様子

「ボルネオ熱帯雨林再生プロジェクト」はマレーシア・サラワク州にあるボルネオ島北西部の熱帯雨林において過度な開発から森林を守り、緑化を推進するため、サラワク州森林局並びに先住民族の理解と協力を得ながら植林活動を続けている。

また、近年は植林事業を安定させ、森林の保全・育成を図るために、先住民族の生活基盤を従来の焼畑農業依存から植林事業への参加報酬や植林樹木からの換金作物(樹脂、果実)、コーヒー生産者組合の構築などへ転換していくための支援を続けている。今回の支援金は、2ヘクタール分の植林に使用される予定。

「YOKOHAMAまごころ基金」は、寄付を希望する従業員が会員となり給与から毎月1口100円を天引きして積み立て、集まった資金を環境保全や人権擁護などに取り組むNPO、NGOなどへの資金援助や重大な災害への義援金として拠出することを目的に2016年5月に設立された。横浜ゴムは同基金支援額と同額を寄付する仕組みとなっている。