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日本RV協会 キャンピングカーを使用した災害支援を実施

日本RV協会は石川県からの要請を受けて、会員企業から集まったキャンピングカー60台を能登半島地震の被災地である石川県珠洲市と輪島市に派遣し、復興の中心となる自治体職員や全国からの応援職員の宿泊施設として活用されていることを発表した。

被災地に派遣されたキャンピングカー被災地に派遣されたキャンピングカー

同協会はキャンピングカーを貸与するだけではなく、被災地で継続的かつ安心安全に車両を利用してもらうことを目的に「JRVA能登災害RVパーク村支援プロジェクト」を発足。これは同協会の全国の地域部会から会員企業のスタッフを月に2回現地に派遣し、貸与中のキャンピングカーのメンテナンスを行うもの。継続的に支援できる体制をつくり、バッテリー点検やタイヤの空気圧点検、修理をすることで長期間にわたりキャンピングカーを利用することが可能になる。

キャンピングカーの使用目的は多岐にわたり、災害時における自治体職員、災害指令者や医療介護者の宿泊所、移動可能な避難シェルターなど、様々な用途で活用されている。

2011年の東日本大震災では、キャンピングカーがボランティアの宿泊や休憩の場、災害対策本部の会議スペースとして活用された。また、2016年の熊本地震の際には、医療用のキャンピングカーも用意され、医療現場での活動や支援が行われた。