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ウーバージャパン「加賀市版ライドシェア」の導入支援

UberJapan(ウーバージャパン)は2月13日、石川県加賀市が開始する「加賀市版ライドシェア」の導入を支援すると発表した。「加賀市版ライドシェア」は、2023年12月に規制緩和が発表された後、Uberが初めて自治体と提供する観光地や交通空白地における「自家用有償旅客運送(一般ドライバー・自家用車による運送サービス)」となる。

昨年12月28日に国土交通省が行ったラストワンマイル・モビリティ等に係る通達改正では、道路運送法第78条2号に基づく自家用有償旅客運送について、これまでタクシーの1/2が目安となっていた運賃が見直され、「タクシー運賃の約8割」が目安となり、より持続可能な仕組みに変更された。また、宿泊施設等が保有する車両等を実施主体である観光協会等に提供することも可能であることが明示された。

加賀市では、2024年3月16日の北陸新幹線延伸による加賀温泉駅開業で観光客増加が予想されているが、バス・タクシー事業者の深刻なドライバー不足により、増車を見込めない状況になっている。

UberJapanは、日本を含む約70カ国で利用されているUberアプリを用い、加賀市が開始する加賀市版ライドシェアの導入を支援し、観光需要に対応することで地域経済の活性化を目指す。