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スズキ「鈴鹿8時間耐久ロードレース」にサステナブル燃料で参戦

スズキは7月に三重県鈴鹿サーキットで開催される「2024 FIM世界耐久選手権”コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会」に、燃料など複数のサステナブルアイテムを使用して参戦すると発表した。

チームスズキCNチャレンジGSX-R1000RチームスズキCNチャレンジGSX-R1000R

参戦車両は「GSX-R1000R ヨシムラ SERT EWC CN 仕様」。使用する燃料は「エルフMoto R40 FIM 40%バイオ由来原料」で、40%バイオ由来のFIM公認サステナブル燃料となる。FIM世界耐久選手権(EWC)の公式燃料ではないため、実験的クラスとして設定される「エクスペリメンタルクラス」で参戦する。

また、マフラーはヨシムラジャパンの「触媒内蔵サイレンサー」、タイヤはブリヂストンの「再生資源・再生可能資源比率を向上したタイヤ」を採用する。さらに、オイル、カウル、前後フェンダー、前ブレーキ、バッテリーにもプロジェクトに賛同したパートナー企業のサステナブルアイテムを採用して開発を兼ねた挑戦を進める。

参戦チームは、スズキ社内で選抜したメンバーを中心に構成する「チームスズキCNチャレンジ」として、パートナー企業とともに課題を克服しながらレース完走を目指す。

スズキでは「耐久レースの厳しい条件の中での実走行を通して環境性能技術の開発を加速することを目的としている。参戦で得られる貴重なデータを検証することによってより高い目標を見出し、今後の製品への技術フィードバックを推進していく」としている。

「鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会」は7月19~21日に開催される。