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TOYO TIREから小型トラック用タイヤ「DELVEX M135」発売

TOYO TIREは小型トラック用リブタイヤ「DELVEX M135」を6月1日より国内市場で発売する。新商品は低燃費性能や摩耗ライフの向上、安全性能に優れたタイヤを目指して開発したモデルとなる。

「DELVEX M135」「DELVEX M135」

2022年度の宅配便荷物数は前年度比1.1%増の50億個で8年連続で過去最高を更新するなど、Eコマース市場の成長により小口配送など物流需要が増加している。また、2024年4月からドライバーの時間外労働時間の上限が引き下げられたことで、未経験ドライバーの採用増加が予想され、より高い安全性能の確保が課題になっているという。

同社は国内におけるトラック・バス業界を取り巻く社会課題を踏まえ、耐摩耗性能と低燃費性能を両立し、ウェット性能も高いレベルで維持した小型トラック用リブタイヤ「DELVEX M135」を開発した。

今回はトレッド面に動きを抑制する大型センターブロックや積車時から空車時まで幅広い荷重域でのグリップ力を確保するワイドセンターエリアを配置した。これによって小口配送が主体の小型トラックに最も重要と考えられる耐摩耗性能の向上とウェットグリップ性能の向上を図っている。また、新開発した「耐摩耗LT専用コンパウンド」により、低燃費性能やウェット性能を維持しつつ、耐摩耗性能の向上を実現。これにより、推定摩耗ライフは従来品(M134)比で32%向上した。

同社では「専門的に蓄積してきた知見を生かし、お客様の課題解決、社会の要請に応えるトラック・バス用タイヤの開発と普及に今後も注力していく」としている。