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TOYOTA GAZOO Racing「GRヤリス」を新発売 車両性能を総合的に向上

「GRヤリス RZ“High performance”GR-DAT」「GRヤリス RZ“High performance”GR-DAT」

TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は進化した「GRヤリス」を4月8日に全国のトヨタ車両販売店を通じて発売すると発表した。

TGRは2020年の初代GRヤリス発売以降も様々なモータースポーツへの参戦を継続。極限の環境で「壊しては直す」を繰り返し、プロドライバーや評価ドライバー、マスタードライバーのモリゾウこと豊田章男会長などからのフィードバックを反映する「ドライバーファーストのクルマづくり」を実施してきた。今回はパワーユニットはもちろん、ボディや内外装などにも意見を反映し、車両性能を総合的に向上させた。

新型車では「幅広いドライバーがスポーツ走行を楽しめ、レースでMTと同等に戦えるAT」を目指して開発した8速ATの「GAZOO Racing Direct Automatic Transmission(GR-DAT)」を追加設定した。

加えて、コックピットを「高い運動性能を実現するための重要な要素」として捉え、プロドライバーとともに「ドライバーファーストなコックピット」を追求。ドライビングポジションを見直すとともに、スーパー耐久シリーズ参戦車および全日本ラリー参戦車をモチーフに、操作パネル・ディスプレイをドライバー側へ15度傾けて設置したほか、ハーネスで体をシートに固定した状態でも使いやすいスイッチ配置とするなど、視認性と操作性を磨き上げた。

メーカー希望小売価格は「RZ」が448万円(6MT)、483万円(8AT)。“High performance”は498万円(6MT)、533万円(8AT)。

なお、3月21日から進化したGRヤリスをベースとしてTGR World Rally Team(TGR-WRT)所属選手が監修した特別仕様車「GRヤリス RZ“High performance・Sebastien Ogier Edition」および「GRヤリス RZ“High performance・Kalle Rovanpera Edition」の抽選申込受付をそれぞれ100台の台数限定で開始した。