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“エンジンルームに猫”1カ月で24件!JAFの調査で判明

JAFは12月1日~31日の1カ月間で、ドライバーから「エンジンルームに猫が入り込んでしまった」と救援要請があった件数は全国で24件あったと発表した。天気が晴れだった場合は、半数以上がエンジン始動前に気づいて救援要請をされていたのに対し、降雨や降雨後の場合は約2/3はエンジン始動後だった。雨の日は猫が動く音や気配に気づきにくいため、晴れの日よりも注意が必要となる。

エンジン始動後に気づき救援要請されたと明確にわかるものは13件。猫が入り込んでいることに気づかずにエンジンをかけてしまうとベルト類に巻き込まれる場合があり、ベルトが千切れたり、洗浄が必要になったりする可能性がる。JAFでは「猫の命を守るためにも、乗車前はボンネットなどエンジンルーム付近をやさしく叩くことを実践してほしい」と呼び掛けている。

なお、ボンネットを叩くいわゆる“猫ばんばん”は有効だが、叩いて出てくるかは個猫差があるため万能ではないという。そのため叩いた後、猫の声や気配を感じたらボンネットを開け、中まで確認することが必要となる。

JAFが昨年6月に実施した同調査では、今回の調査の約14倍の要請があった。6月はちょうど春生まれの子猫が活発に動き始める時期で、小さな体ですきまに入り込みやすいので、暖かくなっても注意が必要となる