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軽井沢で「日本型ライドシェア」導入 GOアプリ活用

GO株式会社と長野県軽井沢地区の自治体、タクシー関連団体などは、軽井沢町における観光シーズンの観光客増加による交通課題解決の一手として「軽井沢タクシー供給強化プロジェクト」の連携協定を締結した。タクシーアプリ「GO」の導入による既存タクシー車両の効率的運行を図るほか、「日本型ライドシェア」の導入、期間限定でタクシー車両・乗務員を長野県内の周辺地域から派遣し、ラストワンマイルの足を確保する3つの施策を組み合わせ、官民連携で今春の稼働を目指していく。

軽井沢町では、観光シーズン中の観光客増加が顕著となり、ゴールデンウィークや夏季期間、11月の紅葉期間などの繁忙期は移動需要が膨れ上がるため、観光客、地元住民ともにラストワンマイルの移動が困難となっている。

一方、地元のタクシー会社が保有する車両数は、ドライバー確保が困難な状況であることや、繁忙期と閑散期との変動が大きいことによる適正な車両台数の確保が難しいことが課題となっていた。

こうした状況を解決すべく、官民連携で連携協定を結び、ラストワンマイルの移動を確保する施策を推進していく。長野県タクシー協会の協力のもと、軽井沢町の既存タクシー車両へのタクシーアプリ「GO」導入のほか、軽井沢町の県内周辺地域からタクシーの応援派遣、さらには地元団体主導での求人および「GO」の利用を促進するマーケティングの支援、地元タクシー事業者による「日本型ライドシェア」の活用を予定している。