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ピレリとボッシュ、インテリジェントタイヤ技術を共同開発

伊ピレリと独ボッシュは9月10日、インテリジェントタイヤ技術の開発協力契約を締結したと発表した。ボッシュのハードウェア、ソフトウェアの専門知識とMEMS(マイクロエレクトロメカニカルシステム)センサー技術、ピレリのサイバータイヤ技術、アルゴリズム、モデリング、タイヤ内センサーを統合する。これにより、タイヤに内蔵されたセンサーを活用し、ソフトウェアベースの新しいソリューションと運転機能を共同で開発することを目指す。

インテリジェントタイヤ技術のイメージインテリジェントタイヤ技術のイメージ

ピレリは、2021年2月にサイバータイヤ技術がマクラーレン「アルトゥーラ」に初めて標準装備されたと発表している。サイバータイヤ技術では安全に走行するために必要な様々なデータをタイヤが収集し、タイヤの種類や空気圧、ロードインデックス、スピードレーティングをはじめ、走行中のタイヤの温度や空気圧などの情報を車両のコンピュータ・ソフトウェアへの伝達することができる。

ボッシュはシステムレベルのハードウェアとソフトウェアの専門知識を提供し、ピレリのタイヤ内デバイステクノロジーと統合する。これによって、BLEを使用して非常に低い電力消費で車両の電子制御システムにパラメータを提供するリアルタイムのタイヤデータを収集、処理、送信できるようになるという。